Archive For The “Exhibitions” Category
宮城明展 -表皮一体-
2000年1月10日~27日
ハンマーが打ち下ろされ、切り裂かれた現実1945.10.26 俺はヤンバル産だ
闇の中、アトリエの秒針は動きだし腐蝕が始まる....表皮が蝕ばみ、魂(マブイ)は砕け散り閃光が走った今、毒の盛られた米つぶが手のひらにあるだけだ <制作ノート>より 1999.11.26 (明)
金城明一 絵画展 -島ぞうりで訪れた村の風景-
1999年10月25日~11月6日
一度足を運んでみたくなる公民館のある村。バナナとパパイヤの木の間から亜熱帯の光と風が通り抜ける。スピーカから流れる区長さんのウチナーヤマトグチのお知らせ。小広場ではオジー・オバー興じるゲートボール玉のはじける音..。久しぶりに油絵を中心とした展示会になりました。
鶴田一郎 絵画展 -沖縄三越創業43周年記念特別企画-
1999年10月12日~18日
モダンな日本女性の美しさを追求し続ける鶴田一郎先生の個展を開催致します。普段なかなかご覧頂けないオリジナル5点を含む40点余を展示販売致します。会場/沖縄三越ギャラリー
田原幸浩展 -LIFE AND VISIONS-
1999年9月13日~25日
この夏、佐敷町の森の中に建てたモダンなアトリエに移り住んだ。ダイナミックで広々とした室内は田原さんらしい。自然木の茂みに囲まれ、野鳥や虫がいっぱいの環境。田原ワールドはますます生命感に溢れそう。
世界遺産絵画展 -リアリズムの鬼才画家、森秀雄-
1999年8月9日~28日
首里城をはじめ琉球王国時代のグスク群が、来年には世界遺産へ登録されます。現在、ユネスコの発表した世界遺産は552件(文化遺産419/自然遺産113/複合遺産20)があります。その中には中国の「万里の長城」やカンボジアの「アンコールワット」、シリアの古代都市「パルミラ」、エジプトの「ピラミット」など、世界の有名な文化遺産が含まれています。琉球王国グスク群の世界遺産を記念して、日本画壇写実の鬼才画家、森秀雄の描く世界遺産絵画展を開きます。
彦坂尚嘉展
1999年7月17日~31日
1946年東京都世田谷区生まれ。1968年より多摩美術大学学園紛争、ヴェトナム反戦・反安保闘に参加し、1969年多摩美大のバリケードの中での展覧会でデビューする。同年「美術家共闘会議(美共闘)」結成に参加する。(≪美共闘≫出身のアーティストには、堀浩哉、山中信夫、石内都、宮本隆司がいる。)そして、「美術権力機構粉砕」をスローガンに日宣美粉砕闘争、日展粉砕闘争などを戦い、逮捕される。闘争の敗北後は2回にわたる「美共闘REVOLUTION委員会」を組織化し、美術の制度制を問題にする。ここで発表した自宅の床にゴム液を流した「Floor Event」が代表作で、現在にいたるまで続けられている。日展闘争の総括をきっかけに、1972年「年表現代美術の50年」の編纂を企画し、2冊の『美術手帳』(400頁)で実現する。1975年『五十一音によるプラクティス』。1978年『ウッドペインティング・シリーズ』。彦坂の特徴は、その作品と平行して続けられる言論活動と集団活動の組織化で、その芸術の方法は、ミニマルアートの衝撃をくぐり抜けた《コンセプチュアリズム》であるといえる。75年パリビエンナーレ、82年ヴェネチアビエンナーレ、87年サンパウロビエンナーレに出品。現在、ニューヨークのクイーンズ美術館で行われている「グローバル・コンセプチュアリズム」展に出品している。
上原一明展 -台湾精神的延伸-
1999年6月21日~7月3日
遷ろふ台湾の心とでも言おうか。国際社会から孤児扱いされゆれる台湾(中華民国)の心は寄る辺ない。台北で活動する一明氏は、タイワニーズメンタリティーへまなざしを向ける。
山城見信展 -蟻が離陸するとき-
1999年5月17日~29日
剥いてもむいても尽きない混沌の磁場....照り返すある日「マーカイガ?」と、ゆっくり急ぐヤンバル亀に訊いてみた。* * * 昨年、二ヶ月近く蔓生状のリンゲルにからまり やがてその暗たんたる森を抜け出てた。(談) 山ケンさんの久しぶりの個展です。みなさまのご来廊お待ち致しております。