照屋勇賢 展 魔法童-わらび-と呪文
1973年南風原町生まれ。ニューヨークやベルリンを拠点に美術家として様々な活動を続ける。今年3月、那覇市文化芸術劇場なはーとで上演された舞台「魔笛」では自身初の総合演出を手掛け注目を集めた。モーツアルト作オペラ「魔笛」を解体、再構成し総合演出をした。フィナーレでは、あらかじ観客に配られた紙片「天皇メセージ」を回収し、中央の高舞台に立つ男によって「紙片」は粉々に千切られ宙に舞った。ヒラヒラと地に落ちてゆく様は衝撃的な演出で、強烈な印象を残した。戦後80年企画ー声を未来へーの今展で、「紙片」を呪文に置き換え、人々が抗い・未来へ希望を託す展開を示す作品が・・。