大嶺政寛 (M30)

大嶺政寛作品(油絵/キャンバス/M30号/額付)右下「政寛」のサインあり,コンディション良し。1950年代に制作されたものと思われる。近景の屋根瓦は1962年から始まる八重山通い以降の作風とは違い、大胆で野性的な表現主義的タッチである。首里の高台から那覇を見下ろし,遙か地平線の彼方に慶良間諸島のシルエットが。戦後間もない頃の大嶺画伯40代。緩やかに大きく展開する島のダイナミックな風景画である。眼前に広がる風景と心境と対峙するかのように、内面の葛藤や激しさと力強さが感じられる。売約されました。