2011年5月20日~5月29日

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くによし かずお(写真家)。1946年沖縄市生まれ。1970年に琉球新報社入社。報道カメラマンとして活躍してきた。特に在沖米軍の軍事訓練に肉薄し、そのリアリティー溢れる写真は注目された。1984年「観光コースでない沖縄」共著(高文研)、1987年 写真集「基地沖縄」(ニライ社)、1995年「これが沖縄の米軍基地だ」石川真生と共著(高文研)、2000年「琉球グスク群」(琉球新報社)などの写真集を出し、現在はフリージャーナリストの写真家として活躍中。また、個展やグループ展でもスーパーショットの作品を発表し、島の内側から軍隊とその存在理由を問い続ける。基地の内外で行われている米軍の演習、自衛隊や海外での合同演習など、一般の人びとの日常生活では想像できない狂気の風景が我われの暮らしの隣で展開されている。島を侵略し65年も寄生し続ける「軍隊」、この暴力装置を今日の我われはどのように受けとめるべきか?今展は國吉和夫氏の写真作品から、その糸口を見つけたい。

 

 

 

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