2008年3月15日~30日
沖縄の近代美術史において、名渡山愛順(1905-1970)と大嶺政寛(1910-1987)は戦後画壇の双頭をなし、沖縄画壇を牽引した画家として知られる。以後、次世代のモダニズムを標榜した安谷屋正義(1921-1967)をはじめ、安次嶺金正(1916-1993)、山元恵一(1913-1977)、大嶺信一(1915-1984)、玉那覇正吉(1918-1984)、大城皓也(1911-1980)、宮城健盛(1915-2000)らの活躍があった。半世紀前に描かれた先達画家たちの作品からは時代の風が感じられる。今展はコレクターのコレクションをふくめ、物故作家の60年代~70年代の小作品を展示販売いたします。