2003年9月9日~21日

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1954年那覇市生まれ。幸地は今回の個展について「形と色がそれぞれに充実し、その存在をはっきり主張し、両方がどちらにも頼らず自立した共演をし、隙間もないほど共存の調和を見せているように思います。それらはどちらとも主体にも客体にもなり、色が形を必要としたのでもなく形が色を必要としたのでもない、どちらも明解にその価値を発揮し、そして極限の共演をしているように思います。僕が彫刻と絵を徹底して僕のものにしてきたことが、いつの間にか僕の表現の中でこういうことを実現してきたのだと思います。まだまだ表現の旅は続きますが30年間の仕事の一つの結晶、一つの過程を作ったものと思います。その意味で実に充実感を感じる次第です。」とコメントを寄せている。