Archive For The “Exhibitions” Category
1994年11月7日~12日
アメリカの現代美術館、レッド・グルームスは1937年アメリカ・テネシー州ナッシュビル生まれ。ニューヨークの町並を巨大な立体作品として再現する仕事で知られている。大都会の喧嘩をユーモラスに表現している。作品からあふれるエネルギーは見る人たちを和ませ、楽しませてくれる。今回はレッド・グルームスの版画を展示致します。皆様の来廊お待ちしております。
ジョアン・フック展 -自然を愛し、自然を描き続ける-ジョアン・フック-の世界-
1994年9月6日~11日
1952年オーストラリア、ビクトリア州生まれの女流作家。自然風景をテーマに、実際にあるものをリアルに描きながら、ファンタジックな構図に仕上げる。自然を愛し、自然を描き続ける、ジョアン・フックの世界をお楽しみ下さい。
大琉球版画展
1994年8月1日~13日
大琉球発見の誘い-1853年5月、ペリー艦隊の火車(フィーグルマ)が那覇沖に姿を現わしました。火車(蒸気船)上の水辺らの中に、青年画家ウィリアム・ハイネと銀板写真家エリファRエット・ブラウン・ジュニアがおりました。二人は地上の楽園大琉球を発見し、つぶさに写生し、撮影しやがて、それは版画となり、アメリカそして世界に紹介されました。今回、1856年に制作された石版画を多数発掘し、皆さんを大琉球発見の旅へお誘いすることになりました。夏休みの一時を、ご家族でご来廊下さるようお待ちしております。平和で美しい島大琉球と、そこに住む心優しい人々を発見し驚かれることでしょう。
幸地学展 -水彩画展-
1994年7月4日~16日
今回の水彩はぼくの作品の転換の時期にできたものであり、技術的にも、感覚的にも、思想的にも異質の新しさがあります。目に見えない物と物の間にある相対的な関係性を探るように仕事をしました。芸術はいかなる時、場にも、その時、その場における果実であり、その果実の中に生きているぼく達は同時代のすばらしい味を知覚することができるのです。果実の中の種が因果として次の芸術を生み出す一つの大きな内因になるように思えてなりません。一つの展示会がパリであろうが、ニューヨークや東京あるいは沖縄であっても全てが、その時の重要な意味を持ち、その道に大いなる価値を持って生きられることに深い意義と喜びを感じてなりません。 (幸地学)