Archive For The “Exhibitions” Category
1989年1月10日~22日
現代アートの震源地がニューヨークである事は誰も疑わない。1950年代の抽象主義、60年代~70年代にかけてのポップアート。現代アートの節目とも言えるポップアート隆盛は今日の表現者たちにいやおうなく、大きな影響を与え続けている。今回は新春にふさわしく、その時代を切り開いたスーパースターたちの作品を集めました。皆様のご来廊お待ちしております。
幸地学展 -パリで活躍するウチナワンアーチスト-
1988年12月20日~25日
10年前にヨーロッパに渡り、パリに拠点を置いて、活躍する新進芸術家。彼の作品は現在、パリ、ローマ、ロンドンのギャラリーで扱うほどになっている。今回は久しぶりの帰省を機に、個展をして頂くことになった。皆様のご来廊、お待ち申し上げます。
永原達郎展 -インドの秘境“ラダック地方”を訪ねて-
1988年12月6日~11日
今回の取材地はインドの秘境と云われる「ラダック地方」です。中国々境近くのヒマラヤの只中にあり、文化的にはチベット色が濃厚です。標高3,000米を超える高地で、冬は零下30度、短い夏は乾燥しきっている苛酷な地域です。住民も純朴そのもの、チベット系の人々、狡猾でしたたかなカシミール商人とバラエティーに富んだ面白いところです。皆様のご来廊お待ち申し上げます。
中山佐知子展 -Salide(出発)-
1988年11月15日~20日
創造の行為に必要なのは素質と肉体であろう。素質は十分函養すればよいが、創造の行為の殆どは肉体の行使にほかならないのだから、肉体への認識は重要なのである。中山くんはこのことをよく具現しており、だから彼女のシルクスクリーンは鼓動している。いま日本でもこのような作家が育っているのだなあと思う。(岡部徳三氏)
ロベルリッシュ版画展 -背徳のパリ、1920年-
1988年11月1日~6日
ロベルリッシュ(LOBEL-RICHE)は、1880年フランス人の両親のもとにジュネーブに生まれる。作風は1914~1918年の大戦を描いたものからモロッコ風景など多様。一般にはパリの娼婦の世界をテーマにした諸作で知られる。又、挿画(銅版)も数多く手がけ、ボードレールの「パリの憂愁」「悪の華」、モーパッサンの「メゾン・テリエ」、ワイルドの「サロメ」等、名作を数多く残し高く評価されている。今回の展示作品はC.MAUCLAIR著「女のエチュード」(1920年)より銅版画30点を展示致します。皆様のご来廊お待ちしております。
赤嶺正則展 -艶やかなパステルの世界-
1988年10月18日~23日
「もっと内面と個性にせまりたい」と常々口にしている赤嶺さん。現代の女性像を20年も描き続けて来た。今回は澄明感あふれるパステルで艶やかな女性たちが登場します。皆様のご来廊お待ちしております。
金城明一展 -ハルサーのむら島尻を抜ける風-
1988年10月4日~9日
真夏の午後、ミークラガンする太陽が照りつける。一せいにチルダイする、島尻マージの濃緑の草木たち。キ-ヌシチャーで三時ジャーをするハルサー。音もなく野菜畑を南かぜが抜けて行く。今回も島尻の生活人をテーマにした作品となりました。皆様のご来廊お待ちしております。
屋良朝春展 -夏の島々をたずねて-
1988年9月20日~25日
風雨に耐えてきた赤がわら、何度もぬり重ねられたしっくいの屋根、たくましい島樹たちが屋敷を包む。今夏八重山の島々に足を運んだ屋良さん。コントラストの強い島の太陽を浴びて帰って来た。皆様のご来廊お待ち申し上げます。
川平恵造展 -地平線のかなたからコスモへ-
1988年9月6日~11日
島の水平線をさえぎるものを描き続けてきた川平氏、戦後世代に映る島の心象風景は共感を覚える。シュールなスーパータッチの画面が今、少しベクトルを変えたようだ。皆様のご来廊お待ち申し上げます。
城間光雄展(木工) -生命を与えられた木片たち-
1988年7月26日~31日
城間さんの仕事は木工芸と云う枠におさまらない気がしてならない。特にヤンバルの山から集めてきた、琉球樫の木やユシの木で作った椅子は独特のフォルムを持っていて美しい。椅子の各パーツは、それぞれ形や大きさが異なり、各々の表情が関係し合い、一体としての存在感は強く、道具性や機能性を超えて魅力的である。皆様のご来廊お待ち申し上げます。